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報告書

R-135室における塩化ビニル製グローブボックスの解体撤去工事

上村 勝一郎; 菅谷 伸一; 檜山 敏明; 影山 十三男; 小嶋 素志; 藤田 伸一*; 早乙女 晴朗*

PNC TN8450 95-008, 44 Pages, 1995/09

PNC-TN8450-95-008.pdf:25.05MB

プルトニウム燃料第一開発室特殊測定室(R-135室)では、従来から塩化ビニル製のグローブボックスを使用してきたが、長年の使用により腐食老朽化が進み、使用できなくなった。そこで、平成7年1月から3月にかけて、これらのグローブボックスの解体撤去工事を実施した。撤去工事は、請負業者によりグリーンハウス方式で行い、工事期間中の放射線管理も問題なく行うことができ、予定期間内に無事故で完了することができた。本報告書は、工事に関する記録をまとめたものである。

報告書

アスファルト固化体,プラスチック固化体の健全性確認試験

藤田 秀人; 村山 保美; 日野田 正博; 芳中 一行

PNC TN8410 92-234, 26 Pages, 1992/09

PNC-TN8410-92-234.pdf:0.49MB

再処理施設から発生する低放射性廃液及び廃溶媒は,それぞれ,アスファルト固化処理,プラスチック固化処理され,貯蔵施設に貯蔵保管されている。貯蔵保管中のこれらの固化体及び固化体パッケージの健全性を確認するため,固化体の硬度,圧縮強度,針入度,含水率等の基本物性及び固化体パッケージの外観観察,材厚測定を実施し固化処理時と貯蔵後の物性等を比較評価することにより変化のないことを確認した。

報告書

THERMOPLASTIC FILM SEAL FOR PLUTONIUM STRAGE CANS

not registered

PNC TN1410 92-006, 17 Pages, 1991/12

PNC-TN1410-92-006.pdf:0.86MB

no abstracts

論文

電線絶縁材料の放射線・熱長時間劣化試験による寿命評価

日馬 康雄; 川上 和市郎; 神村 誠二*; 柳生 秀樹*; 大西 隆雄*

EIM-90-123, p.55 - 64, 1990/12

原子力発電所の安全性の確保ならびに長寿命化の観点から、原子力発電所用ケーブルに使用されている代表的な絶縁材料である2種類のポリ塩化ビニルを、広範囲の温度および放射線の複合環境に長時間暴露し、機械的性質の伸びを指標として、重ね合わせ法による解析を試みた。その結果、線量率、温度による加速係数を得、これらを用いて想定される原子炉の通常運転時の環境における寿命を推定した。その値は0.2Gy/h、60$$^{circ}$$Cに対して、伸びが初期値の1/2および絶対値で100%に至る時間は、一般ビニルで29.8(42.6)年、特殊耐熱ビニルで82.5(103.3)年であった。

論文

絶縁材料の諸特性に及ぼす放射線酸化の影響

日馬 康雄; 川上 和市郎; 神村 誠二*; 柳生 秀樹*

EIM-89-116, p.21 - 29, 1989/12

絶縁材料の放射線劣化の主たる要因と考えられる酸化劣化の影響を調べるため、架橋ポリエチレン2種類(純粋及びモデル配合)ならびにポリ塩化ビニル2種類(同上)を種々の条件下(空気中高線量率下、空気中低線量率下におよび酸素加圧下高線量率)で照射し、機械的、電気的特性を調べた。その結果、酸化度と機械的性質の伸びとの間には極めて良い相関が得られた。また、電気的性質の絶縁抵抗と酸化度の間にもある程度の相関があることがわかった。誘電的性質としては誘電正接が酸化の影響を受けることがわかったが、静電容量は酸化の影響を殆ど受けないことがわかった。

報告書

ポリ塩化ビニルの補強剤としてのポリエステル繊維へのアクリロニトリルの放射線グラフト重合

梶 加名子; 安藤 伊助*

JAERI-M 85-175, 10 Pages, 1985/11

JAERI-M-85-175.pdf:0.63MB

軟質ポリ塩化ビニル(PVC)シートの強度増大のためそれに混入するポリエステル繊維の、PVCに対する接着性を向上させる目的でアクリロニトリルの放射線グラフト重合を行なった。グラフト重合は、ポリエステルの膨潤剤としての二塩化エチレンを用いることにより室温でも円滑に進行させることが出来た。ポリエステル繊維のPVCに対する接着性はグラフト重合により向上した。又、原繊維の充てんによりPVCシートの強度は低下するが、グラフト繊維の充てんにより高くなることが明らかになった。

論文

高分子材料の改質

三井 光

材料技術, 3(8), p.365 - 370, 1985/00

高分子材料の放射線橋かけ改質について、工業プロセスと関連する高分子の実用性の変化を中心に解説した。先ず、高分子に放射線を照射したときの主な化学反応である橋かけと分解について、ポリエチレンを例にして説明した。続いて、電線被覆材料の耐熱化プロセスで使われているポリエチレンとポリ塩化ビニル、および最近注目されているエチレンープロピレンゴムの放射線橋かけによる実用物性の変化について解説した。さらに、発砲ポリエチレンおよび熱収縮材料の製造プロセスに利用されている素材の性質について説明し、最後にタイヤ用ゴムの前加硫(部分橋かけ)について簡単に触れた。

報告書

放射線グラフト重合による合成繊維の改質

梶 加名子

JAERI-M 9481, 194 Pages, 1981/05

JAERI-M-9481.pdf:6.19MB

本研究は、放射線グラフト重合による合成繊維の改質に関するものである。放射線を手段として採用したのは、それが最も一般的にどんな繊維にも、またどんなラジカル重合性モノマーにも適用できると考えたからである。繊維としては、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン繊維を主に取上げた。実際にグラフト重合を行なうにあたっては、まず繊維外のホモポリマーの生成を抑制して繊維内部で円滑にグラフト重合させる方法や、繊維表面のみでグラフ卜反応を起こさせる方法について研究した。このような手法でポリエステル繊維の親水化、難燃化、ポリ塩化ビニル繊維の親水化、耐熱性の向上、ポリエチレン繊維の耐熱性の向上、難燃化、親水化に関して具体的な改質方法の基礎的な実験を行ない、ほぼ期待通りの結果が得られた。

論文

放射線グラフト重合によるポリ塩化ビニル繊維の改質

岡田 紀夫

塩ビとポリマー, 19(8), p.16 - 24, 1979/00

ポリ塩化ビニル繊維の耐熱安定性,親水性を向上する目的で放射線グラフト重合による改質を行なった。アクリル酸・二酸化エチレン・水の混合液にポリ塩化ビニル繊維を浸漬し、あるいは繊維に混合液を含浸させた状態で、$$gamma$$線又は電子線を照射することによりアクリル酸をグラフト重合させることができる。この反応の速度は極めて大きく、加速器の電子線を用いれば、数秒間の照射で所要のグラフト率に達することができる。グラフト後、ナトリウム塩,カルシウム塩,アルミニウム塩などに転換することにより、親水性,熱安定性を付与できる。アクリル酸カルシウム20%グラフト繊維は300$$^{circ}$$Cまで加熱しても溶断せず、熱収縮率は10%以内におさえることができた。このような処理によりポリ塩化ビニル繊維の難燃性は損われなかった。アクリル酸カルシウムの直接グラフト法,アクリルアミドをグラフト後、加水分解し、カルシウム塩に転換する方法と比較し、各方法の特長を述べた。

報告書

ポリ塩化ビニルフィルムに対するアクリロニトリルの放射線グラフト重合速度への反応液組成の影響およびフィルム断面内におけるグラフトポリマーの分布

橋本 昭司; 宇田川 昂; 宮川 明夫*; 川上 和市郎; 中村 好雄*; 景山 英一

JAERI-M 7535, 43 Pages, 1978/03

JAERI-M-7535.pdf:4.07MB

電子線によるポリ塩化ビニルフィルムに対するアクリロニトリルのグラフト重合についてポリ塩化ビニルフィルムの膨潤状態がそれぞれ異なるときの反応挙動を検討した。また、断面方向に生じたグラフトポリマーの分布および得られたフィルム内の2、3の機械的性質について検討した。その結果、反応挙動はフィルム内のモノマーの消費速度と拡散速度との関係によって変化することが明らかになった。また、得られたグラフトフィルム断面の干渉顕微鏡による観察から、反応初期においては断面の中心でグラフトポリマーの密度が最大となり、反応の進行につれ、この最大値は断面中心に対して対称位置に生じ、次第にフィルム表面に向って移動することが明らかとなった。また、得られたグラフトフィルムの100$$^{circ}$$Cにおける引張試験の結果、グラフト率20%の場合、末グラフトフィルムに比べてヤング率が3~4倍、切断強度および伸度は2~3倍高くなっていることがわかった。

論文

Development of a continuous process for radiation-induced graft polymerization of butadiene onto poly(vinyl chloride)

大道 英樹; 吉田 健三; 鈴木 和弥; 荒木 邦夫

Radiation Physics and Chemistry, 11, p.327 - 334, 1978/00

ポリ塩化ビニル粉末に対するブタジエンガスの放射線グラフト重合プロセスを開発し、得られた成果をとりまとめた。反応容器の選定にあたっては、構造が単純であること、グラフトポリマーの生産量が大きいことに着目し、撹拌式移動層反応機を用いることにした。反応機の内部にコバルト60の$$gamma$$線線源を挿入し、線源の有効利用をはかった。反応機内の線量率分布のシミュレーションを試み、計算値と実測値がほぼ一致することを確かめた。反応機内粉体層の半径方向の温度分布はほぼ均一であった。これは半径方向に粉体を撹拌したことによると結論した。反応機内のグラフト率分布を測定したところ、対数正規確率分布に従っていることを見出した。この反応機で得られたグラフト物の物性を明らかにするとともに、プロセスの経済的評価を試み、工業化するのにふさわしいプロセスであることを明らかにした。

論文

ポリ塩化ビニル繊維へのアクリルアミドの放射線グラフト重合

梶 加名子; 岡田 紀夫; 桜田 一郎*

繊維学会誌, 33(10), p.T488 - T494, 1977/10

ポリ塩化ビニル(PVC)繊維へ、その難燃性を損うことなく軟化温度向上させ、親水性を付与する目的で、アクリル酸(AA)の放射線グラフト重合を行なった。 モール塩を少量加えたAA・二酸化エチレン・水の混合液を用いて円滑にグラフト重合を行なうことができた。Co-60$$gamma$$線用いる浸漬法、Van de Graff加速器から電子線を用いる含浸法、何れもグラフト重合をおこさせることができ、特に電子線を用いた場合、線量率0.1Mrad/secで僅か2秒の照射でグラフト率30%の繊維を容易にえることができた。AAグラフト繊維は熱収縮性が小さく、グラフト後、カルシウム塩に転換することにより、さらに熱収縮性を改善することができた。 耐炎性はAAグラフトによりほとんど損なわれず、100%グラフト繊維も原繊維のもつ自己消火性を保っていた。 PVC繊維はAAのグラフト率で木綿と同程度の吸湿性を示した。

論文

ポリ塩化ビニル繊維へのアクリル酸カルシウムの放射線グラフト重合

梶 加名子; 岡田 紀夫; 桜田 一郎*

繊維学会誌, 33(10), p.T494 - T498, 1977/10

ポリ塩化ビニル繊維の難燃性を損なうことなく、軟化温度を向上させる目的で、Co60$$gamma$$線を用いる、アクリル酸カルシウムのグラフト重合を行なった。 二塩化エチレン・メタノール溶液で繊維を前膨潤させた後、アクリル酸カルシウム水溶液を用いるか、又は前膨潤なしで、二塩化エチレンを加えたアクリル酸カルシウム水、メタノール溶液を用いることにより、金属塩の添加の下で、浸漬法同時照射で円滑にグラフト重合を行なうことが出来た。 アクリル酸カルシウムをポリ塩化ビニル繊維にグラフトすることにより、熱収縮温度を著しく向上することが可能であり、またグラフト重合による強度的性質の変化はほとんど認められなかった。さらに、グラフト反応により、原繊維のもつ自己消火性は損なわれず、カチオン染料に染色可能になった。

論文

アクリル酸の放射線グラフト重合によるポリ塩化ビニル繊維の改質

梶 加名子; 岡田 紀夫; 桜田 一郎*

繊維学会誌, 33(1), p.50 - 57, 1977/01

ポリ塩化ビニル繊維へ、その難燃性を損なうことなく軟化温度を高め親水性を向上する目的でアクリルアミド(AAm)の放射線グラフト重合を行なった。 繊維の膨潤剤としての二塩化エチレン、ホモポリマー生成抑制のためのFeCl$$_{2}$$を加えたメタノール溶液を用いることにより、グラフト重合を円滑に起させることが出来た。グラフト重合速度は、1~10$$^{7}$$rad/secの広い線量率範囲にわたり、線量率の0.76乗に比例した。 グラフト率56%までの繊維の強伸度、ヤング率を測定したところ、その変化は僅かであった。50%グラフト率の繊維で木綿と同程度の吸湿性を示した。アクリルアミドをグラフトすることにより、高い熱収縮温度が得られたが、グラフト繊維をアルカリ加水分解した後、Caイオンで架橋することにより、その効果はさらに顕著になった。グラフト重合により難燃性が損なわれることはなかった。

報告書

放射線同時照射気相グラフト重合法によるブタジエングラフトポリ塩化ビニルの製造におけるコストの推算

吉田 健三; 荒木 邦夫

JAERI-M 6784, 26 Pages, 1976/11

JAERI-M-6784.pdf:0.84MB

ポリ塩化ビニル粉末にブタジエンガスを流通しながら、$$gamma$$線を照射する事により、グラフトポリ塩化ビニルが得られる。この樹脂は、市販の耐衝撃ポリ塩化ビニルよりも優れた耐衝撃性を示す。従って、製造コストが低ければ工業化の可能性が生ずる。コスト計算は、まず1968年に建設したパイロットプラントを基準にして行ない、グラフト率8%の製品について185円/Kgを得た。次いでその規模を10倍にした装置を想定し計算した処,115円/Kgとなった。市販の競合品、例えば、ABSをブレンドしたPVCでは製品の最低コストは107円/Kgとなり、放射線法のものより若干安い。製品のグラフト率を5%に止めると同一のプラントでの生産速度は約1.5倍に上昇する。このグラフト物に約5重量部のポリエチレンをブレンドするとほぼ同等の耐衝撃性が得られる。この方法で作った耐衝撃ポリ塩化ビニルのコストは105円/Kgとなり、競合品と十分競争出来るようになった。

報告書

ポリ塩化ビニルに対するブタジエンガスの放射線グラフト反応の研究 流動層反応装置による解析

大道 英樹; 吉田 健三; 鈴木 和弥; 後藤田 正夫; 荒木 邦夫

JAERI-M 6593, 34 Pages, 1976/06

JAERI-M-6593.pdf:0.73MB

粉末ポリ塩化ビニルに対するブタジエンガスの放射線グラフト重合反応装置として流動層を用い、反応温度、線量率、ブタジエン吸着量の反応速度に対する影響を調べたところ、(1)みかけの反応の活性化エネルギーは3.0kcal/molであること、(2)反応速度は線量率の0.6乗に比例すること、(3)予めブタジエンを吸着させると、照射開始と同時にブタジエンを流す場合に比べ、高いグラフト率の得られること等が明かになった。これらの結果に基き、この反応の工業化の可能性を検討するため、反応ガスによる比例温度制御方式を用いた流動層反応装置により、温度制御、流動化条件、熱稼動、反損失等について予備的考察を行なった。次いでこの制御方式により、内径5.5cm、高さ15cmの流動層反応装置と、内径9.5cm、高さ32cmn流動層反応装置を制作してグラフト反応を行ない、温度制御の可能性を検討したところ、小型装置では十分制御できるか、大型装置では制御が難しいことがわかった。

論文

ESR observations of graft polymerization of butadiene onto preirradiated poly(vinyl chloride)

鈴木 和弥

Journal of Polymer Science; Polymer Chemistry Edition, 11(9), p.2377 - 2381, 1973/09

コバルト60$$gamma$$線前照射したポリ塩化ビニルへのブタジエンのグラフト共重合について、ESR測定を行った。反応中間体は、ブタジエンのアリル型ラジカルであり、そのスペクトルは、グラフト鎖が成長するにつれて、また温度が高くなるにつれて、鋭くなり、グラフト鎖の成長点の運動状態をよく反映している。

論文

ポリ塩化ビニルフィルムに対するアクリロニトリルの放射線グラフト重合反応

橋本 昭司; 宇田川 昂; 景山 英一

日本化学会誌, 1973(6), p.1188 - 1194, 1973/06

電子線同時照射法によるポリ塩化ビニルに対するアクリロニトリルのグラフト重合における幹ポリマー内のモノマー濃度、幹ポリマーの膨潤度、および幹ポリマー中への反応液からのモノマーの拡散の影響を検討するために、幹ポリマーとして厚さの異なるポリ塩化ビニルフィルムを用いて反応を行った。さらに、得られたグラフト重合体の断面方向におけるグラフト率分布を干渉顕微鏡と生物顕微鏡を用いて、それぞれ干渉縞の変化とテトラヒドロフランによる膨潤状態の時間的変化から観察した。その結果、フィルムの厚さの違いによる反応挙動の差異および得られたグラフト重合体の断面方向におけるグラフト率分布の生因は、いずれもフィルム内のモノマーの消費速度と拡散によるフィルム内へのモノマーの補給速度との関係から説明できることを明らかにした。

報告書

ポリ塩化ビニルグラフト重合装置用反応機の混合特性

吉田 健三; 鈴木 和弥; 大道 英樹; 関口 秋雄*; 山下 由貞; 伊藤 洋; 荒木 邦夫

JAERI-M 4796, 31 Pages, 1972/04

JAERI-M-4796.pdf:0.93MB

ポリ塩化ビニルの改質用のパイロットプラントに用いられている反応機は、撹拌移動層方式をとっており、このタイプの反応機ではかなり広い滞溜時間分布ができることが予想される。この分布は、製品のグラフト率分布、ひいては加工性、物性などに大きな影響を与える。今回、4種類の撹拌翼について、パイロットプラントのスケールで混合特性を調べ、翼の改良によって、混合特性がいかに改善されたかにつき報告する。測定の方法にはトレーサーを用いたパルス応答法を採用、結果得られた分布曲線の分散と、拡散モデルを仮定して分散より計算したペクレ数とで表わした。

論文

ポリ塩化ビニル繊維へのアクリロニトリルの放射線グラフト重合反応における繊維内モノマー濃度および繊維膨潤度の影響

橋本 昭司; 宇田川 昂; 日馬 康雄; 景山 英一; 島田 真知子*

日本原子力学会誌, (8), p.1508 - 1514, 1972/00

前報に引きつづき電子線同時照射法により,ポル塩化ビニル繊維へのアクリロニトリルのグラフト重合を行ない,反応液組成の影響について検討した。反応液としてアクリロニトリルモノマーのn-ヘキサン,n-ヘプタン,およびシクロヘキサン溶液を使用すると,反応液中のモノマー濃度の変化にともなってグラフト率に極大および極小が現われ,酢酸エチル溶液を使用すると反応液のモノマー濃度を変化させても,グラフト率に極大および極小はまったく現われないということが明らかにされた。これらの現象について,繊維の膨潤度および繊維内モノマー濃度に着目し,種々の検討を行なった結果,つぎの二点を前提として,反応の初期速度,反応の経過にともなう反応速度の変化,およびそれによって生じる上に述べた現象について統一的に説明することができた。(1)繊維の膨潤度が一定であれば,繊維内モノマー濃度が高いほどグラフト速度は大きい。(2)繊維内モノマー濃度が一定であれば,繊維の膨潤度が大きいほどグラフト速度は小さい。

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